いいこと思いついたよ
ろくでなしも
はにかみやさんも
にもつのない人も
ほほえみあえば
へなちょこだった気持ちが
とーっても
ちきゅうの大きさよりももっともっと
リンクしていく
ぬかるみを歩き
ルキア人に挨拶しよう
をかしいをかしい声をあげ
わたしも一歩ふみだそう
かたい意志さえあれば
よろこびも悲しみも
ただそこで
れいを尽くし送らんとする蛇の次なる再開を願うこの晦日かな
その願いそろりそろりと
ついに大晦日!
ね!?ね!?ねーーーーーー!?
なにもかもが新しく
ららら~♪と歌声はずみ
むりなどせずにゆっくりと
うたおう歌おう大声で
いつも大切なものはたったひとつだから
のぼるお日さんもたったひとつにふりそそぎ
おっとと!つまずくことをおそれずに!
くるくるまわって空を見上げてごらん
山懐の洲波なる湖より羽ばたく白鳥の紺碧なる空に消え往かん春待つばかりに
まちわびて待ちわびて雪のなかにとけいれば
けふの月けして忘れじきおくのままに
ふいに出づる月さえも
こごえる両の手のひらに
えがおで受ける幼子の
てくてく歩くその手をひいて
ああ!あったかい!
さらさら流れる小川には
きらきらと金魚がきれいに
ゆうるり弧を描き
めだたぬように潜まぬように
みなで手をつなげば
しずかな空間に美しい調べが聴こえる
ゑひは覚めやらず
ひるまずあせらずたちあがり
もうすぐよがんばれわたし
せなかにあるものはいつだって
すてきな想いがいっぱいつまってる。
1/18 いろは唄 完成
参加者
まるせり~の・こころ・メグ・さわこ・ひばり・シル熊・け~き・futa・秀松・夢使いファン3号・夢使い、じゅんぎ
「ひばりぎゃらりぃ」より復元しました Thanks!
ろくでなしも
はにかみやさんも
にもつのない人も
ほほえみあえば
へなちょこだった気持ちが
とーっても
ちきゅうの大きさよりももっともっと
リンクしていく
ぬかるみを歩き
ルキア人に挨拶しよう
をかしいをかしい声をあげ
わたしも一歩ふみだそう
かたい意志さえあれば
よろこびも悲しみも
ただそこで
れいを尽くし送らんとする蛇の次なる再開を願うこの晦日かな
その願いそろりそろりと
ついに大晦日!
ね!?ね!?ねーーーーーー!?
なにもかもが新しく
ららら~♪と歌声はずみ
むりなどせずにゆっくりと
うたおう歌おう大声で
いつも大切なものはたったひとつだから
のぼるお日さんもたったひとつにふりそそぎ
おっとと!つまずくことをおそれずに!
くるくるまわって空を見上げてごらん
山懐の洲波なる湖より羽ばたく白鳥の紺碧なる空に消え往かん春待つばかりに
まちわびて待ちわびて雪のなかにとけいれば
けふの月けして忘れじきおくのままに
ふいに出づる月さえも
こごえる両の手のひらに
えがおで受ける幼子の
てくてく歩くその手をひいて
ああ!あったかい!
さらさら流れる小川には
きらきらと金魚がきれいに
ゆうるり弧を描き
めだたぬように潜まぬように
みなで手をつなげば
しずかな空間に美しい調べが聴こえる
ゑひは覚めやらず
ひるまずあせらずたちあがり
もうすぐよがんばれわたし
せなかにあるものはいつだって
すてきな想いがいっぱいつまってる。
1/18 いろは唄 完成
参加者
まるせり~の・こころ・メグ・さわこ・ひばり・シル熊・け~き・futa・秀松・夢使いファン3号・夢使い、じゅんぎ
「ひばりぎゃらりぃ」より復元しました Thanks!
もう随分昔に、島田雅彦の『夢使い レンタルチャイルドの新二都物語』という本を読んで衝撃を受けたことがある。
10年ほど前に」「GAIAX」というコミュニティで、少年時代に夢を操作していた頃の話を日記に書き始めたとき、ふと昔読んだその「夢使い」という言葉を思い出して、日記のタイトルを『夢使い』にした。
最初の僕のハンドルネームは、そのコミュニティのIDが「IZUMIJ」だった為ただの「IZUMIJさん」だった。ある日、日記を読んだ誰かが僕のことを「夢使いさん」と呼んだ。それ以来いつの間にか僕は「夢使い」と呼ばれるようになった。
しばらく経ったある日、島田雅彦の「夢使い・・」を読んだという人からメールが届いた。
”あの本に夢使いさんの故郷の奄美大島が登場するんだね”
内容などすっかり忘れていた僕はびっくりして古本屋で「夢使い・・」を買い、何年かぶりにその本を読んだ。
確かに・・奄美が登場していた。
やっぱり僕と夢使いは繋がっていたんだねぇ
くじら浜 2001 07/18
今井崎から右手に広がるくじら浜
灼熱の陽射しを浴びた砂たちが
ジリジリジリ と怒り狂うその斜面を
容赦なく裸足で一気に駆け降りる
踏まれた真っ白な砂たちは
また ジリジリジリ と起き上がり
怒ったその顔までもが
ウキウキウキ
やがて水平線の向こうから
雨が足早に走ってきて
真っ白な子供たちは天を仰ぐ
斜面の上には無数のアダン
砂浜には透明なカニが コチョコチョコチョ
アマンは宿で涼みながら
波の音 静かに聞いている
ゴツゴツだらけのでっかい岩の下の方には
打ち寄せる波でできた小さな洞穴があり
そこを抜けるとくじら浜
洞穴をいくつも抜けるたびに
その景色はひとつひとつ広がっていき
少しずつ少しずつ
くじら浜に近づいてゆく
決して人が来ることはない
ぼくだけのくじら浜
満潮になると帰り道がなくなってしまうくじら浜
急いで急いで
帰ったんだ
くじらになった少年 2001 08/07
放たれた日常の刃が
胸を深くふかく抉って
ほとばしる赤は
夕刻西の空に朱と同化するのだろうか
その体温さえも忘れるほどに
その場所は遠いのかい
記憶の渦を
一本いっぽん辿っていって
燃える太陽の下
蝉はなぜあんなにも激しく叫び
向日葵はなぜあんなにも天を求め
夏ななぜそこにある
浮き上がった傷痕を
この陽にさらし
少年はいつもこの砂浜で目を閉じていた
渇いた傷痕は
したたる汗で
潤うのかい
体温は
その微熱で
戻るのかい
満潮
夕暮れ
それでも少年は帰ることはなく
真っ赤に染まった夕焼けと
静かにしずかに沈んでいく太陽を眺めながら
いつまでも
くじらを待っていた
今井崎から右手に広がるくじら浜
灼熱の陽射しを浴びた砂たちが
ジリジリジリ と怒り狂うその斜面を
容赦なく裸足で一気に駆け降りる
踏まれた真っ白な砂たちは
また ジリジリジリ と起き上がり
怒ったその顔までもが
ウキウキウキ
やがて水平線の向こうから
雨が足早に走ってきて
真っ白な子供たちは天を仰ぐ
斜面の上には無数のアダン
砂浜には透明なカニが コチョコチョコチョ
アマンは宿で涼みながら
波の音 静かに聞いている
ゴツゴツだらけのでっかい岩の下の方には
打ち寄せる波でできた小さな洞穴があり
そこを抜けるとくじら浜
洞穴をいくつも抜けるたびに
その景色はひとつひとつ広がっていき
少しずつ少しずつ
くじら浜に近づいてゆく
決して人が来ることはない
ぼくだけのくじら浜
満潮になると帰り道がなくなってしまうくじら浜
急いで急いで
帰ったんだ
くじらになった少年 2001 08/07
放たれた日常の刃が
胸を深くふかく抉って
ほとばしる赤は
夕刻西の空に朱と同化するのだろうか
その体温さえも忘れるほどに
その場所は遠いのかい
記憶の渦を
一本いっぽん辿っていって
燃える太陽の下
蝉はなぜあんなにも激しく叫び
向日葵はなぜあんなにも天を求め
夏ななぜそこにある
浮き上がった傷痕を
この陽にさらし
少年はいつもこの砂浜で目を閉じていた
渇いた傷痕は
したたる汗で
潤うのかい
体温は
その微熱で
戻るのかい
満潮
夕暮れ
それでも少年は帰ることはなく
真っ赤に染まった夕焼けと
静かにしずかに沈んでいく太陽を眺めながら
いつまでも
くじらを待っていた