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ふたつの大切な思い出がある。
その思い出をいつかその当事者のふたりに話してみようと思っていた。


ひとつは兄ちゃんとの「メダマ」の思い出。

メダマとはいわゆるビー玉遊びのことで、シマではしょっちゅうそこかしこでこどもたちがそのメダマ遊びをやっていた(自分のメダマを相手のメダマにぶつけて穴に入れる、等々詳しいルールはすっかり忘れてしまったが・・)。その日も家のまえのひろばでいつものように近所の友達や兄ちゃんといっしょにメダマをやっていた。
で、そのとき兄ちゃんのとった行動がぼくの中で衝撃的な出来事として残っているのだ。

それは、兄ちゃんが正面のメダマをねらうふりをして、フェイントをつき正面を向いたままいきなり真横に自分のメダマを投げたのだ。それがまた見事に相手のメダマに命中してしまったのだ。そんなとぼけたことを兄は時々する人で、でもそんな時はことごとく的をえた結果になってしまうのだった。
そんな、いま思えばほんのささいな出来事なのだけど、その衝撃と光景をぼくはずっと鮮明に覚えていて、自分の中に大切にあたためていて、いつか兄に話してみようと思っていたのだ。




もうひとつの思い出はKとの電話でのやりとり。

ぼくが高校3年のときに好きになった子が、3才年下の中学3年生の女の子だった。
新川沿いにある公園で学校帰りによく待ちあわせをして、そこにあるベンチでいちゃついたり、雨がふるとその公園の向かいにある銭湯の小さな階段にふたりならんで座って雨宿りをしたり、そんな甘酸っぱい思い出の女の子がいた。
でもぼくが高校を卒業してそれっきりになてってしまったのだが。

ぼくは就職組でみんなより一足はやく上京(滋賀だけど・・)していて、しばらくするとまだシマに残っているKから電話があった。
「あの子になにかプレゼントでもしとこうか? ボールペンでも渡しとくよ」と。
Kは良くいうと気の利くやつ、別のいい方をするとおせっかいなやつだった。ああまたおせっかいか・・と思ったけれど、まいいかと了解した。
でも、なんでボールペン?? そのときは尋ねもしなかったが、なんで女の子へのプレゼントにボールペンという選択だったのか、ジワジワと不思議感がつのり、なんとなくもやもやとしていたのだ。そのこともいつかKに聞いてみようと思っていた。




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