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いつものホテルで付け待ちしていると、50代位の女性が乗車してきた。
「どちらまでですか?」と尋ねてもうつむいたまま何も言わない・・ 再度「どちらまでですか?」と言っても黙ったまま。なかなか車が出ないので、ホテルのポーターが心配そうに車内を覗き込んでいる。しばらく間をおき、その女性は顔をあげうつろな目つきで「平和島駅まで」と、ようやく行き先を告げた。

ホテルを出て最初の信号で右にウインカーをだすと、その女性が何かぼそぼそとつぶやいた。話しかけられたのかと思い、「はい、なんでしょうか?」と問いかけると、それを無視してまたぼそぼそと・・・。なんだ独り言かと、そのまま走行していると、今度は大声で笑いだした 「五郎ちゃん、五郎ちゃん、ちがうのよ五郎ちゃん、あはははは」 と、ひとしきり笑いに満足したあとに、またうつむいてぼそぼそぼそと独り言が始まった。

とうとう平和島駅に到着するまでその女性はつぶやき続けていた。

午後10時15分
大井町の定位置で車を停車していると、路地から頭をツルツルにした女性のお坊さんが乗車してきた。もうこのお坊さんは5、6回くらい乗せていて顔なじみのお客さんだ。週の前半この時間この位置で待ってたら、けっこうな確立で遭遇する。赤ら顔のお坊さんは「今日はあたしの誕生日だったのよ、はい、もらったクッキーあげる」と、かなり高級そうなクッキーを僕にくれた。そして「あなたも一緒に歌って!ハッピーバスディ~トゥ~ユ~~」と歌いだし、ぼくも強引に歌わされた・・

深夜4時
五反田から西馬込までのお客さん。「着いたら起こして」と、そのお客はすぐに眠ってしまった。この時間のこのパターン・・ 慎重に運転し慎重にお客を起こした 「お客さま着きましたよ」 「あ、ありがとう」

なにごとも起こらなく平和な一日が終了した。

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