目黒区の交差点は、とても趣き深い名称や珍しい地名が多い。 「蛇崩:じゃくずれ」 「油面:あぶらめん」 「田道:でんどう」 「後地:うしろじ」 等々。
なかでも僕のいちばんのお気に入りの交差点は 「蛇崩」 の交差点だ。最初にお客さんからその地名を聞いたとき 「ど、どこですかそれ?」 と、わざとお道化てみせ失笑をかったことがある。初めての地名を聞いた場合は、知ったかぶりをせずに、自らお道化を演じてみるのもひとつの有効な手段なのだ。ただし相手を見極めなければとんだ失敗になるのだが・・。
蛇崩にはいろんな入り方があるが、いちばん簡単なのは山手道りの青葉台一丁目の交差点から野沢道りに入り、道なりに進んでいくと三宿道りと交差する少し手前にその交差点がある。車二台がギリギリにすれ違えるくらいの狭い道路で、ゆるやかな坂道が蛇崩の交差点でゆっくりと右にカーブし、左下からは中目黒から伸びたまっすぐな道と、左斜めからは中途半端な道が交差し、右方向には狭い路地が伸びて、けっこう複雑な交差点なのだ。その名のとうり、かなり不気味で静かで不思議な雰囲気をかもしだしている。
「蛇崩」という名の由来を調べてみると、その昔この地で洪水があり崩れた崖から大蛇が出てきた、とか、その洪水の水の流れがくねりながら渦巻く様が蛇と似ていた、とか、その他にもいろんな説があるそうだ。いずれにせよ、水量の多い川があり、崩れるほどの崖があり、かなりの辺境地であったのは間違いない。
「油面」の由来は、この一帯で菜の花の栽培をしており、そこから採れる油をお寺の灯明用として奉納していたため税が免除された。「油免」→「油面」になったそうな。
「田道」は、読んで字のごとく田んぼの道・・ と、思いきや、江戸時代に音読みが流行し 「たみち」 が 「でんどう」 になったそうな・・。
ま、これらの説のどこまでが真実でどこまでが作り話とかは自分自身の想像力の問題であり、そのイメージの向こう側を見ながらいろいろな交差点を通過していくのも、また乙なものである。
なかでも僕のいちばんのお気に入りの交差点は 「蛇崩」 の交差点だ。最初にお客さんからその地名を聞いたとき 「ど、どこですかそれ?」 と、わざとお道化てみせ失笑をかったことがある。初めての地名を聞いた場合は、知ったかぶりをせずに、自らお道化を演じてみるのもひとつの有効な手段なのだ。ただし相手を見極めなければとんだ失敗になるのだが・・。
蛇崩にはいろんな入り方があるが、いちばん簡単なのは山手道りの青葉台一丁目の交差点から野沢道りに入り、道なりに進んでいくと三宿道りと交差する少し手前にその交差点がある。車二台がギリギリにすれ違えるくらいの狭い道路で、ゆるやかな坂道が蛇崩の交差点でゆっくりと右にカーブし、左下からは中目黒から伸びたまっすぐな道と、左斜めからは中途半端な道が交差し、右方向には狭い路地が伸びて、けっこう複雑な交差点なのだ。その名のとうり、かなり不気味で静かで不思議な雰囲気をかもしだしている。
「蛇崩」という名の由来を調べてみると、その昔この地で洪水があり崩れた崖から大蛇が出てきた、とか、その洪水の水の流れがくねりながら渦巻く様が蛇と似ていた、とか、その他にもいろんな説があるそうだ。いずれにせよ、水量の多い川があり、崩れるほどの崖があり、かなりの辺境地であったのは間違いない。
「油面」の由来は、この一帯で菜の花の栽培をしており、そこから採れる油をお寺の灯明用として奉納していたため税が免除された。「油免」→「油面」になったそうな。
「田道」は、読んで字のごとく田んぼの道・・ と、思いきや、江戸時代に音読みが流行し 「たみち」 が 「でんどう」 になったそうな・・。
ま、これらの説のどこまでが真実でどこまでが作り話とかは自分自身の想像力の問題であり、そのイメージの向こう側を見ながらいろいろな交差点を通過していくのも、また乙なものである。
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