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あの日見た光は本物だった。

わが母校は1回戦で敗退したのだが、その熱狂的で且つ真摯な応援姿勢が評価されて「最優秀応援賞」なるものを受賞した。対戦相手の校歌斉唱のときにはあたたかい手拍子をおくり、試合後も選手たちは相手の応援席に一礼し、わが応援団も相手の応援団に拍手をおくっていた。そしてなによりも圧巻の迫力ある応援光景。いや、実際見たわけではなく、ラジオで聴いていただけなのだが、それでも試合の熱気と応援の迫力はじゅうぶんに伝わってきた。映像がないだけによけいに音声から想像をかきたてられたのだろう。

1月に久しぶりにシマに帰ったときに、母校の校門をカメラに収めてきた。そして東京にもどる前の日に、同窓の元野球部だったSと酒をのんだ。その時はまだ21世紀枠での「出場候補」という段階だった。高校時代は野球ひとすじだったSは、21世紀枠だろうが甲子園は夢のまた夢で選ばれるのは奇跡にちかい、と酒をのみながら切々と語っていた。

そして出場が決まった日、後輩たちの快挙をSはだれよりも喜んでいた。
試合当日もちろん彼は、船と深夜バスを乗り継いで甲子園まで後輩たちの応援をしにいった。球場にはいって感極まった彼は、ぜんぜん関係のない試合の他校の校歌を聴いただけで早くも涙したのだ。

わが母校が光なら、彼もまた光なのかもしれない。


 


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